ENTPは熱しやすく冷めやすい!?ENTPを徹底解説&類似型との違いまとめ
ENTPの性格とは?
ENTPは斬新な発想を持ち、目立たないが実は非常に批判的な思考を持っている
様々な分野に興味があり、革新的なアイデアを頭で描いたり発想力が良く頭の回転が速いためユーモアのある人たちでもある
また慣れているものよりは新しいものを好み、融通が利くこともENTPの魅力的な要素の中の一つである
急進的な変化を好みつつもその状況に適した直感的な判断力に優れているため、どのような組織の中にいてもある程度は適応出来る柔軟性を兼ね備えている(付かず離れずの関係)
xNTx型の特性をENTPも勿論受け継いでおり、マニアックな趣味や隠れオタクであることも実は珍しくない
INxPの場合は、狭く深く長いスパンにかけて興味のある分野を極めていくことに対し、ENxPの場合は広く浅く短いスパンで興味のある分野を転々とする傾向にある
INxPに比べ外部の反応に敏感なため流行の話題に対して、ある程度の知識は一応持っておこうと考えている
考え方が非常に柔軟で、相手の価値観や意見は仮に同意しなくても尊重しようとする姿勢を見せることが多いため、周りとは異なる理由というだけで人を差別する他の型とはそういった部分では一線を画しているとも言える
自分も人に対してああだこうだと言われることを好まないため、相手を自分の思い通りにしようとは思っていない(価値観の押し付けはしない)
しかしいざ自分が相手に強制されていると感じると、どの型よりも強く反発する可能性がある(様々な価値観を享受しているからこそ、価値観を強要してくる人を心底うざいと考えている)
どのような話題に対してもある程度気軽に話すことが出来る
ENTPが嫌いなもの
ENTPは知性がないような人を嫌う傾向にある
先ほどの価値観を押し付けてくる人、または自身の無知を受け入れることが出来ない頭の固い人を嫌い、単純に知識量が少ないだとか感情に身を任せる人の場合は個性として受け入れる
ENTPは知的好奇心が旺盛なため自身の知らないことを教えてくれる人を好きになりやすい
また自分と人の意見を比較し、人の意見が正しいと感じた時は素直に応じるなどの合理性も持ち合わせている
結果よりは、新しいことに挑戦することの方に興味を感じるため、攻略法さえわかれば最後まで完成させず、すぐに他のものに目移りすることも多い(ゲームで攻略法を見つけると、そこで満足してしまいゲームをクリアしないままにしておくなど)
繰り返される単純な労働や、そのように判断される仕事内においては、やる気が続かず、長期的に自身の知的好奇心が満たされる分野に転職することが多い
替えがいくらでもいる仕事より、難易度は高めだが手の届きそうな仕事に魅力を感じる
知識を身につける時
広く浅い分野に精通しているため、多才な印象を受けるENTP
発想力がいいため、複雑な問題を解決する力に長けている
しかしあくまでも広く浅い知識量なので、様々な分野の概念を理解することが速い反面、一つの分野だけを極めて最上級の実力者になるケースは稀で、各分野においてある程度の知識を取得できればそこで満足してしまい、飽きてしまうことが多い
そのため、知的好奇心が旺盛という意味ではINTPもENTPも大変似ているが、INTPはマニアックな分野及び自分の興味のある分野をひたすら掘り下げていくことに対し、ENTPは広く浅い知識を求める傾向にある
これはENTPにはある程度自分は賢いという自覚があり、一定の深さまで理解を掘り下げることが出来れば、学習対効率が良くないと判断し離れるという可能性も考えられる
勿論例外はあるが、ENTPはINTPに比べ浅く広い知識を取得し、その知識を独自の想像力を働かせ繋げることで世の中に役立つ斬新なモノを作ることがあるため必ずしもINTPの方が優れているという訳ではない
このような熱しやすく冷めやすい所は、みんな平等に与えられた短期間の時間で成果を出す仕事には打ってつけである
しかし、長期間コツコツと努力をし続ける分野においてはいい成果を出しにくいのは言うまでもない
ENTPはMBTIの平均知能では上位に属しているが、平均GPAのようなアウトプット要素が絡むテストでは下位に位置している
つまり、せっかくの頭の良さを使いこなせていない、もしくは使おうとしない傾向にあり、親御さんが言う「私の子供は頭は良いのにちっとも勉強しないのよー」と言われるような典型的な例
ENTPはプライドが高く、自分の能力に対する自信があるので(やれば出来る)、途中で自分なりの計画を練って行動は後回しにすることが多い
そのため、最小限の努力で最大の結果を追求するあまり最も自滅しやすい型でもある
内向的な外向型
多くのENTPはE(外向型)の割に人との関係において口数が少なかったり、気疲れしたり、一人が楽だという話をよく聞く
勿論E(外向)の要素は人付き合いが好きな人に多い要素だが、すぐに疲れるという原因はENTPの機能の中にある
副機能Tiの補助を受けるNeはすべての外向機能の中で一番非社交的と見ることが出来るが、そんなENTPが人との関わりの中で使う機能は3次機能であるFeである
このFeを単純に使うだけなら外向機能なため問題にはならない
しかし人との関わりにおいて良い関係を維持するためにはこの機能を上手く使いこなす必要がある
そのためTiを酷使することになり、必然と気疲れをすることになる
余談としてENFPも外向型の割に内向性が高い方であるが、ENFPはたまに一人の時間が必要なだけで、気が付けばすぐに元通りになって人の所に飛び込んでいく一方、ENTPは周りに話が合わないもしくは興味が持てない話題ばかりの会話を苦痛に感じている場合が多い
論破するのが好き?
持ち前の論理的な思考で相手を討論でねじ伏せることを好む
天才に対する羨望
かなり多くのENTPはこのような空想をするが、天才になるほどの地道な努力はしたくないため、天才に対する羨望のようなものがある
先天的な高知能や、天才性に強く執着し、他の人よりも優れかつ特別な存在に自分がなることを望むことが態度として現れることがある
自分の能力を過大評価したり、自分が天才だという妄想に陥ったり、人より自分が優れているという思想を元に調子に乗って本物の天才にコテンパンにされるなど、天才と凡人の間の秀才としての苦悩がある人が多い
絶え間なくアイデアを出し妄想をするが、あくまでも机上の空論に終わることが多く、長期的に物事を取り組むことが苦手なため計画は実現しないことが多い
このような性格は飛び抜けて優れた才能や後天的な努力が後押ししなければ、劣等感に塗れた人生になりやすい
しかし、このことに自覚し妥協点を見つけ、ある程度自分は賢いのだという適度なプライドがあれば、持ち前の多才さを活かし活躍することも容易である
ESTPとの違い
行動力に溢れ、もし攻撃をされても根に持つことなくさっぱりしているのであればESTP
論理的に納得出来ない攻撃を受けた時、極めて不快感を感じやり返したいと考えるのであればENTP
ESFPとENFPとの違い
興味の範囲
ESFP:今世間での流行についてかなり詳しい
ENFP:世間での流行について良く知っているが、人によってはオタクの文化にも詳しい
ENTP:流行は目にしたことがあるくらいで、オタクの文化に精通していることが多い
人を見る時
ESFP:お金や外見、社会的なステータスのような外的要因を重視する
ENFP:価値観・本質・性格など外面に現れる内的要因を重視する
ENTP:目標や斬新なアイデア・想像力など知的な要因を重視する
社会に対する欲求
ESFP:社会が自分を受け入れてくれることを望む
ENFP:社会の拘束や縛りから離れることを希望する
ENTP:社会の外から自身のアイデアを社会の中に実現させることを希望する
人に対する態度
ESFP:人の顔色は窺わず、人の視線には敏感
ENFP:人の顔色は窺わず、自身の価値観から外れるような出来事に対しては人の事を一切考えず妥協しない
ENTP:必要な時のみ人の顔色を窺い、様々な見方で人を分析する
作りたいもの
ESFP:社会から普遍的に認められたもの
ENFP:社会的な制限がない斬新なもの
ENTP:社会から許容される範囲内の自身のアイデアを表せるもの
人とぶつかる理由
ESFP:行き過ぎた悪ふざけ・自身の非を認めようとせず嘘をつく
ENFP:道徳的な観念を気にせず、自分がしたいように強行突破するため
ENTP:納得できない道徳的観念を強要されたため
INFJとの意外な共通点
二つの型とも世界の両面を見て内的に葛藤をしやすい性格のメカニズムをしている点で通じる所があるため、二つの型とも複雑な人間のような印象である
直感の方向
ENTP:外部に向かっている。そのためアイデアがとても斬新で革新的だが、時々目的にそぐわない場合がある
INFJ:内部に向かっている。そのため深みのある洞察を通じ革新的な未来を見据えることが出来るが、発想は凡庸で時にはむしろ保守的な立場を取ることがある
相手を説得する時
ENTP:他の人が考えることが出来ない部分を論理的に説明する弁論術があり、これを積極的に利用する
INFJ:熟考し考えた事柄を相手の気分や状況に合わせて伝える
敵対者について
ENTP:多面的な思考や斬新な発想、論理的な弁論を活かし相手を馬鹿にするが、あくまでも相手が冗談と受け取れるような範囲内にとどめる
INFJ:誰よりも大きな敵意を抱いているが、見た目からは平穏で対立を避け、相手を倒す計画を模索する